元サラ金の社員が流れている賃料保証会社(家賃保証会社)

元サラ金の社員が流れている賃料保証会社(家賃保証会社)

やり手の行政書士・住吉はカギの救急車を呼んで、阿功徳不動産にカギを交換されてしまった山田の部屋のカギを交換してもらう。

山田はやっと自分の部屋に入ることができたが、今度は怖いお兄さんたちがやってきて、朝から大きな声で「賃料払ってくれ!賃料を払わないなら出てってくれ!」と騒がれてしまう。

この怖いお兄さんたちは自分たちのことを次のように説明する。

(1)我々は阿功徳不動産に山田さんの賃料を立て替え払いした「賃料保証会社」の者。

(2)山田さんが賃料を踏み倒した場合、その分を建て替えてお支払いするよう入居時に我々と契約されている。


その後も、賃料保証会社の者たちは、山田の会社にやってきたり、アパートに特上寿司が10人前も届いたり、妻や子供や実家にも嫌がらせをする。

行政書士補助者の田村は、会社で住吉たちに相談をする。

すると、この背景には次のようなことがあるようだ。

(1)「賃料保証会社」の人間を「追い出し屋」と言う。

(2)昔の悪どいサラ金や地上げ屋のような手口を使って追い出しにかかる奴らのことで、元サラ金の社員が流れている場合が多い。

(3)過払い金返還請求が認められるようになってから、今や街金は壊滅状態。

(4)次なる貧困ビジネスとして、家賃を滞納する者を追い出す「賃料保証会社(追い出し屋)」というビジネスを編み出した。

(5)サラ金業者なら貸金業法で規制されるが、悪どい不動産を規制する方法は現状ではないので、元サラ金の取り立て屋の連中が不動産業に流れてきている。


【管理人の感想】
家賃滞納が初めてで短期間なら大家と貸借人の信頼関係は崩壊していない」でも書きましたが、今回のような賃料保証会社(家賃保証会社)の問題は社会問題化しているので、政府は2010年2月23日に規制する法案を閣議決定しました。

「法律で禁止される行為」の内容は以下の通りです。

(1)借り主に無断でドアのカギを交換する

(2)カギが開かないようにする器具の取り付け

(3)同意なしに室内から衣類や家具などを持ち出す

(4)夜間や早朝に繰り返し電話したり訪問したりすること


また、賃料保証会社(家賃保証会社)に対しても、次のような規制を定めるようです。

(1)国土交通相への登録を義務づける

(2)無登録営業を禁止

(3)違反には5年以下の懲役もしくは1000万円以下の罰金、あるいは両方を科す

(4)国交相は、業務改善命令や業務停止命令も出せる


これらの規制法案を、今国会に提出し成立を目指すということです。1日も早く、成立して欲しいですね。

参考:
読売新聞「違法な家賃徴収、懲役刑も…規制法案を決定」より


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